同一労働同一賃金

Filed in 雇用問題

超久しぶりの更新ですが、さらっと入っていきます。
最近、仕事の質と賃金について考える機会がありました。
そこで以前から思っていましたが、同一労働同一賃金について書いてみたいと思う。
今さら感まるだしだが。
震災以来、雇用問題が取り上げられることがあまりなくなり聞く機会がめっきり減りましたが、一時期よく言われていました「同一労働同一賃金」という言葉。
Wikiによれば。

性別、雇用形態(フルタイム、パートタイム、派遣社員など)、人種、宗教、国籍などに関係なく、同一の職種に従事する労働者に対して同一の賃金水準を適用し、労働の量に応じて賃金を支払う賃金政策のこと。

さらに、同一価値労働同一賃金というのは

職種が異なる場合であっても労働の質が同等であれば、同一の賃金水準を適用させる賃金政策のこと。

なるほどなるほど、素晴らしいですね。その通りだと思います。
だが、どこにそんな判断をする絶対基準があるのか。
理念は素晴らしいしそうあるべきだとは思う。しかし現実に制度化しても必ず歪みが生じるだろう。EUではある程度導入されていると聞いたが上手くいってるんだろうか。
テレビで使われていた文脈では派遣と正社員で同じ工場のラインに立っていても賃金が違うことに対して、この言葉を使って批判していたように記憶している。


同じ時間、同じラインに立っていたら同じ価値の仕事なのか?
同じだけ物を作ったら同じ価値なのか?
そもそも同じだけ物を作ったかどうかだって判断できないのではないか?
全員の仕事を効率化するための改善に使った時間はどうするのか?
制度化するに当たって課題は山のようにあると思うし、想定できないことだっていっぱいありそうだ。そういったところをすべてクリアにすることができると思って言葉を使っているのだろうか。
なんとなくのイメージで正しいことを言ってそうに見えるから言ってるだけなんじゃないのか。現実見て言っているんだろうか。
私の拙い知識と思考力では、制度化するには労働の質や量を判断してもらうために神様にでもご登場していただく以外ないように思うのだが。

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