独学学習学

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教育の話題がちょっと続いたので勉強の方法についての話でも。勉強法は人によって合う合わないがあると思うので絶対これだという方法はないと考えています。だからここではあくまで私が勉強をするときに意識していた事柄についてちょっと述べてみようかと思います。


1.記憶は右脳
これはよく言われることですが、記憶は右脳でおこなった方がよいというものです。多少訓練が必要かもしれませんが、これができると記憶力はぐんと伸びると思います。
具体的に言うと映像として教科書などを覚えるのです。
もちろん挿絵や写真なども一緒に覚えます。ページを表わす数字なども一緒に覚えます。さらに言うとページをめくる瞬間なども含めて一連の映像として記憶できればベストでしょう。
3ページ目をめくると次は左下に挿絵があるなどと記憶が辿れればしめたものです。
映像として覚える場合、何が書いてあるなどと意味を覚えるのではなく、あくまで絵として覚えるのがコツです。文字を文字と認識したり数字を数字として認識する必要はありません。
映像を覚えていれば教科書を目の前にしているのと同じわけですから、必要ならその場で読めばいいのです。
マーカーを引いてみるというのもある程度有効です。
このページはだいたいこのあたりに赤色マーカーがある、こっちのページはこのあたりに緑マーカーが、などと単調なページにアクセントとして色をつけるのは絵として覚える助けとなります。マーカーを引く瞬間も映像として覚えることができればしめたものです。
もちろん色のつけすぎは逆効果で、あくまでページの差別化という意味合いで使います。そうすれば、マーカーがないこと自体もそのページの特徴になります。
差別化という意味では、ページごとに異なった落書きをしてみるというのもありです。
とにかく各ページを特徴のあるものにして、特徴と絵をリンクして覚えるのです。
絵として覚えるきっかけはなんでもよく、いくつかやってみて一つでも上手くいけばそのページは覚えられるのできっかけを多く作ってみることも有用でしょう。
授業風景も映像として記憶できるようになれば教師が強調していたことなど思い出せるようになります。
2.計算も右脳で
計算も右脳で行います。つまり絵として計算をします。とはいえ、これは私がそろばんを習っていたからできることかもしれません。「読み書きそろばん」とはよく言ったもので、これができるようになるだけでもそろばんの有用性はすごいものであると認識しています。そろばん塾のまわし者ではありませんが、電卓があるからいらないなどと言わずに是非とも習って欲しいものです。
具体的な方法は以下です。
そろばんは石の位置で数字を表わすようになっています。つまり、絵が数字を表わしているのです。計算時はその絵をかちゃかちゃ動かすだけに専念し、計算結果がいくつかなどということは考えないようにします。全ての計算が終わったところで完成したそろばんの絵を読み上げることで計算ができているという塩梅なのです。
初めのうちは本当に計算ができているのか不安になり、いちいち数字を確認してしまうのですがそれをやっていると上手くいきません。あくまで絵を動かすことに専念するのです。
よくテレビで暗算10桁とか20桁をやっていますが、あれはまず間違いなくこの方法でやっていると思われます。
よくマジックナンバー7と言われるように人の短期記憶は7つ前後が最大と言われています。暗算などはまさに短期記憶であり、10個20個の数字を覚えつつ計算するのは非常に大変です。それまでの計算結果の数字とこれから計算する数字を合わせると覚える数字の数はもっと増えます。
しかし1つの絵はある程度容易に覚えられるものです。この場合、桁数によらず覚えるのは1つの絵なのでマジックナンバーなんかは関係なくなります。
もちろん絵としてイメージできる桁数は訓練しなければ大きくはならないですが、訓練することで桁数は間違いなく大きくなります。凡庸である私でも3桁4桁程度の暗算はできるようになりました。
さて、上記は中学の頃に意識していた事柄です。20年近くたった今でも教科書の挿絵などでまだ覚えているものがあったりします。
まだまだ、いろいろあるので機会があったらまた。

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