ようやく臓器移植法が成立しました。
世界的にも臓器移植は自国内で行う努力をするという方向で進んでいますので、成立自体はやむを得ないことでしょう。
最後まで論点となっていたのは脳死を死とするかどうかですが、これは個人の死生観が関係するので賛否両論あるのは仕方ないでしょう。
しかし、A案反対派のなかにはおかしな発言をする人がいます。
「人の死を人が決めることに違和感がある。」だとか。。今までの心臓が止まったら死というのだって人が決めていたんじゃないのだろうか。
死んだら額に「私は死んでいます。」とでも浮かび上がってくるとでも言うのか。それとも親族が認めないと死んだことにはならないとでも？
そんなことでは、以前逮捕された死人は生き返るだとか言って蘇生術をしていた宗教団体の人と同じですね。
生死の判断が必要なのは生きている人なんだから人が判断してどこかで線引きするしかないだろう。その線の引きどころが変わったのであって、反対するなら線引きを変えることによる悪影響を主張しなければいけないだろう。
反対するのは構わないが、もっと論理的なことを言わないと逆に仲間の足を引っ張ることになるので気をつけてほしいです。
