私立学校偏重の謎

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私は今、横浜に住んでいますが生まれも育ちも名古屋です。そのため関東の学校事情には非常に疎いのですが、よく聞くのは私立学校に行きたいという言葉です。全国的にもそういう傾向なように感じます。
実はこれ、私の世代の名古屋出身者、愛知県出身者からすると非常に不思議な言葉なのです。
少なくとも、高校、大学に限って言えば、愛知県では国公立の方が学力レベルが高いと言われていました。今でも同じかは分かりませんが、それほど変わってはいないでしょう。
私の時は私立高校と言えば、一部の学校を除きどちらかと言うと学力レベル=偏差値は低いと言われていました。県内で優秀な学校の上位4校はほぼ横並びでしたが、やはりその内2校の公立の方が評価は高かったです。
上位4校の内の残り2校は私立でした。しかし、その他の私立は大きく離されており、公立のトップ校=>私立のトップ校>その他の公立>私立という評価が一般的な見方でした。いわゆる進学校と言われるのはほとんどが公立高校でした。


なぜこうなったかは分かりませんが、優秀な人ほどお金がかからず学業を行えるというなかなか良くできたシステムでした。
実際のところ、貧しくとも優秀な人にこそ良い環境を準備すべきであり、多くの公金を使うことが必要だと考えます。現在のシステムでは経済的に恵まれるか、ほんの一握りの人だけが特待生という形で良い環境を得ることができ、貧しいがそこそこ優秀という人に環境を準備できているとは言い難いと思います。
そういう意味で全国的な私立偏重の学校選びを何とかして欲しいと望むばかりです。

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