できる限りいつも通りに生活すべき

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えらいことになってしまいました。
今回の災害は人数でも範囲でも最大規模となってしまいました。
地震発生時、私は横浜にある会社で仕事をしていました。人生初の避難というものを体験し、やや尋常ではないとは思ってはいたものの当初はそれほどのものだとは思っておりませんでした。津波の怖さは分かっていたつもりでしたが、認識の甘さを思い知らされました。
しかし、今回の東京電力の対応はひどいものです。首都圏の混乱の半分以上は東京電力の対応のまずさによると思います。
周知の遅さが最も大きな原因ですが、どの地域がどの時間帯に該当するのかが曖昧というのも原因の一つかと思います。さらに実行するかしないかがが不安定であり、実際に停電になるまでどのグループかが分からないというのも混乱に拍車をかけたと思います。
また、社会インフラなのでできる限り供給を続けたいというのは分かりますが、緊急事態なのですから需給などを慮らなくても計画停電を時間通りに断行してもよいと思います。需給を調べることに人員を割くより原発対応などに人員を割いた方がよっぽどよいのではないでしょうか。


それにしても、一般車両へのガソリン販売とかは禁止でもいいように思います。まずは救助隊というのは当然ですが、次に運送会社など流通関連に燃料を回すべきでしょう。
ガソリンがないから流通が滞り、流通が滞っているから車で品物を探し回りガソリンを消費し、ますますガソリン不足に陥り流通が滞るという負のスパイラルになっているような気がします。
首都圏では流通さえまともに機能していれば、量こそ少なくなるものの飢えてしまうほどになることは考えられません。まずは流通を機能させることを考えるべきです。
一般車両にガソリンを売らなければ食品の買占めなども抑えられるんじゃないでしょうか。
食品を買い占めて「4軒まわってようやく買えました。」などとドヤ顔をしている人が報道されていました。私の感覚ではちょっと理解できません。私だったら恥ずかしくて顔を隠してしまいます。一人で買占めをするというのは他の人を蹴落としてでも自分は今まで通り暮らしたいということでしょう。心の醜さの表れだと思います。緊急事態には皆で分け合うということができないものなんでしょうか。
米を20キロも30キロも買ってどうするんでしょう。即日消費するのなら分かりますが、そういうわけではないでしょう。それなら10キロずつ2,3の家庭に分けて消費するべきです。5キロずつにすればさらに倍の家庭で分けることができるでしょう。条件反射的に買ってしまっているんでしょうかね。
買占めを行っているような人は、運動会でお手手繋いで並んでゴールしましょうなどと今後絶対に言わないで頂きたい。お手手繋いでゴール直前で一人だけ飛び出してしまうようなことをしているわけですから。
今はできる限り普段に近い行動をすべきです。普段と違う行動をとるということはそれだけ予期できない現象が起こるリスクを高めているだけです。予期できない現象には政府も国民も対応が後手に回らざるを得ません。そして、それにたいしてまた異常な行動をとるという連鎖を引き起こします。できることとできないことはあるとは思いますが、できる限り普段通りに暮らすことを心掛けることが大切かと思います。
被災者の皆さんは東北に住んでいるというだけで何の落ち度もないのに苦境に立たされてしまったというのは気の毒です。
派遣村のような取り組みには1円たりとも募金したいとは思いませんが、今回は3万ほど募金しました。私にとっては少なくない金額なのでさらに募金するかは少し様子見です。
募金は強制されるものではありませんが、買占めをするようなお金があるのなら募金してみてもいいんじゃないでしょうか。

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