ある店のかき揚げ丼

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少し前の話。会社の研修で研修用のビルに行った時の昼休みのこと。
同僚A「このあたりに美味いかき揚げ丼を食べさせる店があるんだ。昼飯はそこに行ってみないか?」
断る理由はないので他の同僚も誘って4人で店へ向かった。なるほど、なかなかの繁盛ぶりで店の外まで列ができている。メニューは丼もの、そば、うどんが中心のようだ。
その店のシステムは、先に清算して番号札を受け取り、番号が呼ばれたらカウンターまで取りに行くというものであった。店外まで伸びている列の最後尾に同僚A、同僚B、私、同僚Cの順で並ぶ。
レジに到達するまでに私が自動ドアに挟まれるなどの波乱はあったが私たちの順番となった。4人全員が美味いと評判のかき揚げ丼を注文する。私の番号は28番であった。
空いていた席に座って雑談をしながら番号が読み上げられるのを待つ。同僚A、同僚Bが番号を読み上げられカウンターに向かう。かき揚げ丼を手に戻ってきた。確かに美味そうな感じだ。
(次は私だな。)などと思っていたところ
店員「13番のかた~」
あれ、、それは同僚Cの番号じゃないか。なぜか私の順番が飛ばされた。
同僚Cがかき揚げ丼を手に戻ってきた。
同僚C「いや~悪いね~先に頂くよ。」
私「まあ、すぐ呼ばれるだろうし気にするな。」
しばらくして
店員「28番のかた~。」
私「はいはい。」
カウンターに1つの丼が置かれる。
私「あの~28番ですけど~。」
店員「はいはい、それですよ~。」
私「はぁ、どれですか?」
店員「ほら、それですよ。」
私「え?これですか?」
店員「(丼と番号を確認しながら)かき揚げ丼でしょ?」
私「えぇ、、じゃあこれで、、」
かき揚げ丼を手に持ち席に戻る。
同僚A「あれ?」
同僚B「かき揚げ丼を注文したんじゃなかった?」
私「そうだよ、これかき揚げ丼。」
同僚C「いや、それ親子丼だから、、、。」
それ以来その店には行っていない。

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