本当に救うべきは

Filed in まじめな話

奇跡の連日投稿です。
ここのところ雇用のミスマッチなどが言われております。介護をはじめとしたいくつかの職種では求人はあるのにさまざまな理由で応募が来ないのだとか。臨時で求人募集をしても募集数の1割ほどの応募しかないという話です。
その理由の中に、職種が合わないというのがあるそうです。
いわゆる派遣切りというので職を失った人たちの多くは製造業ではないでしょうか。同じ製造業に就きたいという人が多いのは分かります。しかし、限りある席を全員に与えるわけにはいきません。待っていれば席が空くのかと言えば、そのうち空くには空くでしょう。しかし、それはいつのことか分かりません。また、空いた席に自分が入り込めるという保証もありません。
そんな薄い望みを持ち続けるよりも別の職種であっても応募してみてはいかがでしょうか。案外自分に合うかも知れません。なにより、新しいことにチャレンジするという精神に好感が持てます。
やったことがないことを無理に進んでやる必要はありませんが、必要ならやってみるというのはありでしょう。そして、今がその必要があるときじゃないでしょうか。必要があってもやったことがないからやりたくない等と言うのは向上心が無いんじゃないでしょうか。


話を戻しまして。
少し調べてみたところ、雇用のミスマッチとはかなり前からあった話のようです。軽く調べただけでも10年ほど前の公式調査の資料が見つかります。実際にはもっと昔からあったような気がします。現在募集をかけているような職種は当時から求人より応募が大幅に少なかったみたいですね。今も人気のある職種は当時も人気があったのは言うまでもありません。
そして、今も昔も人気がない介護の仕事。労働条件も悪く給与も少ないなど誰もが避けたいと思うのも分からなくはありません。
職を求めている人ですら避ける仕事。そこで働くよりも無職の方がいいと判断される職業。だがしかし少し考えてほしい。現実にそこで働いている人がいるのです。
無職の方がましだと思われる労働条件。
つまりこういうことです。
製造業>無職>介護の仕事
なんということでしょう。本当に助けなければいけなかったのは介護の仕事をしている人たちだったのです。
実際のところ、介護の仕事の労働条件が向上すれば、求人はあるわけだから働きたいと思う人はいるんじゃないでしょうか。
政府のすべき対策はそのあたりなんでしょうかね。
まあ、現実にはそんな長期的な展望で対策している余裕はなく、今の状況をどうにかする応急処置をするしかないわけですが、、、。
派遣切りにあった人達が独力で今を乗り越えられれば、その浮いた支援資金で労働環境の改善とかはできそうな気はしますけれど。。

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