久しぶりに派遣の話題

Filed in 雇用問題

久しぶりに派遣の話題がニュースになっていました。08年度は約400万人の派遣労働者がいたとのことらしいです。
登録型の派遣なんかはどうやって数えているのかなど不明ですし数字の信憑性にはちょっと疑問がありますが、それにしても多すぎると思います。
私は不遇を口にしているような派遣社員に対しては冷たいようですが厳しい意見を持っています。それというのも、私自身が一度は派遣社員を将来の職として検討したことがあるからです。


私が初めて派遣業という言葉を目にしたのは、今から約15年ほど前の高校2年の頃です。将来を考えて少し真面目に進路を考え始めたころのことでした。世間の流れを把握しようと思い、本屋でイミダスを購入したのです。
かなりの厚さのあるイミダスですが、いろんなことが書いてあり非常に興味深く読んでいました。そこに派遣業について書かれていたのです。当時は少なくとも私の知る限り、まだ一般的に知られているというものではありませんでした。しかし今後の注目の業種として紹介されていたのです。
もちろんまだ派遣法などの改正前であり、業種に制限があることははっきりと書かれていました。ぼんやりとプログラムの作成に携わりたいと思っていた私は、派遣可能な業種にプログラマが含まれていたこともあり、少し真剣に派遣を職とすることを検討しました。
しかし、そこにはこうも書いてあったのです。職種に制限があるのは専門性のある職種でなければ派遣社員を雇うメリットがないため成立しない。そして、給与は能力次第で一般と比べて高くもなるし低くもなると。
それを読んだ私の解釈は能力の高い人、特殊技能を持った人が派遣社員になるのだというものでした。
そこで、自分の能力が高いと言えるだろうか、だれにも負けないと言えるような技能を身につけることができるであろうかと自問自答した結果、派遣を職とするのは余りにリスクが高すぎると結論付けたのです。
その考えは今も変わっていませんし、現在の状況をみるとあながち間違っていなかったと思っています。
私自身そういった経緯を経て派遣業を避けたわけで、自分の職として派遣を選んだ人達はそういったリスクは考慮していて当然であると思っているのです。
しかしどうもそこまで考えている人が400万人いるとは思えません。「小学生でも分かる派遣社員」というのがネットに上がっていますが、まさにこんな状況だろうなあと思うとやはり同情できないのです。
そういえば、、派遣村のカンパ残金の2000万はその後どうなったのだろうか。。全く情報が見つかりませんが。。

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