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ゆとりのある生活

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仕事も落ち着き平和な日が続いています。あまりに平和で更新を1ヶ月以上もさぼってしまいました。
さて、時間に余裕ができてやることといったら趣味である読書。普段が忙しいと休日にやらなければいけないことが増えてしまい、ペースの落ちるものですが、時間がたっぷりあると本を読む時間が取れてうれしい限りです。
さて、今読んでいる本は荻原浩著の「ママの狙撃銃」です。3分の2ほど読んだとこですが、うーん、いまいちといったところ。
荻原氏の著作と言えば映画化された「明日の記憶」や「僕たちの戦争」あたりが有名なのでしょうか。恥ずかしながら2作とも読んだことがありません。
どうも映画化されると読む気がなくなってしまうんです。不思議です。
荻原氏の作品は何作か読みましたが、そのうちで一番好きなのは「噂」です。
本作はミステリー調で、他の作品とは少し趣が違います。
あらすじとしては、足首を切り取られる連続殺人が起こっているけど、女子高生の間で流行っている香水をつけていると襲われないという噂が流れている。香水と殺人の関係は、、?成り行きでコンビになった2人の刑事が噂について調べると、、。という感じです。
まあ、ミステリーとしてはありふれた話かもしれません。ではどこが好きなのかというとエピローグです。他の作品同様に事件解決後の話なのですが、ここで思いも寄らないことが発覚して終わるというものです。
実はこの本を買ったのは、本屋で店員の書いたらしきポップが置いてあり、そこに「最後の一行に驚愕!思わず声が出てしまいました。」などと書いてあったためなのです。声が出るなんてそんなバカな、という思いで読み始めたのですが、私も実際に「うわっ」と声を出してしまいました。。。絶妙な伏線が張ってあったのがよかったです。
それ以降、荻原氏の本をちょくちょく買うようになったのですが、私の中では未だ噂超えは果たされていません。ですが、いつか噂超えがあると信じて、買い続けてしまいそうです。