今の数学の教育って。。

Filed in まじめな話

とりあえずプロフィールを作成してみた。
プロフィールにあるように私の職業はプログラマである。
先日、後輩と話をしていたところこんなことを聞かれた。
「プログラムのロジックってどうやって考えるんですか?」
改めて問われるとなかなか難しい質問である。
ロジックの組み方なんて特別難しかったり、効率をよほど求められない限り意識したことなんてほとんどない。だがそこは何とか答えてあげねばならぬであろう。何とか知恵を振り絞りこう答えた。
「プログラムを作るってことはプログラムで実現したい目的があるだろ?その目的を果たすために必要なことがいくつかあるだろ?AをするためにはBとCをする必要があるとか。さらにCをするためにはDとEをする必要があるとか。そうやって少しづつ細分化していくんだよ。」
この答えがあっているかは分からないが問題はそこではない。
この答えを聞いた後輩はどうも理解できなかったようだ。
そこで、学生時代に経験したであろうことを例えとして出してみた。
「数学で証明とかやっただろ?Aを証明しろみたいなやつ。Aを証明するにはBであることを言えばいい。Bであることを言うにはCであることを言えばいいってやっただろ?あれと同じだよ。」
それに対して後輩が言った言葉に驚いてしまった。
「はあ、数学って暗記ですよね。どのパターンに当てはめるかってだけですよね。」
何を言っているんだこいつは、、。
確かに受験数学はそうかもしれんが、、根本的に数学の学び方を間違っているだろ。
「でも定理の証明とか公式の導き方とかやっただろ?自分で考えた訳ではないかも知れないが、考え方は学んできただろ?」という私の言葉にさらに驚愕の返事が。
「いえ、定理とか公式は丸暗記ですよ。定理の証明とか全くしてないです。」
これは本当なのだろうか?今の数学はそんな状態なのか?もし本当だとしたら本気でやばくないか?後輩の先生が悪かっただけだと思いたい。後輩は運悪く最悪の教師に当たってしまったのだと。。。
そうでなければ今後入ってくる新人はみんなこんなだということか。。