日記

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牛乳の行方(T先生再び)

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年始連休中ということで連投。
ここで出たT先生にまつわる話です。
中学2年の頃のお話です。
前述の記事で書いたようにT先生の横暴な意見にできる限りの反抗をし、上期はクラス委員を逃れた私。つまり私はクラスの中の平凡な一生徒であったのです。
私の通っていた中学校は弁当持参であり、牛乳だけが配られるというシステムでした。瓶に入った牛乳です。
ある日の弁当の時間のこと。牛乳が1本足りないと、ちょっとした騒ぎが起こっておりました。私の手元にはすでに牛乳があり、騒ぎを横目にすでに弁当を食べ始めております。
少ししてから牛乳の行方が分かりました。ある女子生徒の机の上に1本置いてあったのです。
その女子生徒が教室にはいませんでした。放送委員とやらの仕事で放送室で弁当を食べていたのです。当然牛乳はすでに持って行っており、机の上の牛乳は彼女のものではありえません。
その女の子が問題で、男子の中で嫌われているというのか気持ち悪がられているというか、そういう子でした。
牛乳がないと言っていたのは男子Aであり、彼女の机の上にある牛乳こそAのものなのです。
周りの生徒が「あれがお前の牛乳だぞ。ほら、取れよ。」などとAを囃し立てます。
みんなに囃し立てられたAは「牛乳なんていらねーよ!」と言い、ますます囃し立てられる始末。
騒ぎとはほぼ教室の対角の位置にいた私は、当時から冷めており、気持ち悪いとかどうでもいい騒ぎだなあなどと思いつつ弁当をモリモリ食べておりました。
結局、T先生が強引にAに牛乳を握らせ一件落着したように思えました。

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時が止まる

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明けましておめでとうございます。
もうこの歳になると決してめでたくはないわけですが慣例通りの挨拶です。
本日は新年となった記念ということで、今まで信じてくれないだろうと思い誰にも言わなかった出来事を描いてみたいと思います。
私、中学生の頃は部活で野球などやっておりまして、打順は4番を打っておりました。ある練習試合の日、7回裏、つまり最終回の裏の攻撃の時の話です。1点差のビハインドのまま迎えた最後の攻撃です。打順は3番から始まります。私は次の打者なので準備をして控えておりました。その時、3番打者がなんと同点ホームランを打ったのです。これで試合は振り出しです。
私の打順となりバッターボックスに立ちます。ホームランの後は初球を狙うというセオリーが一応あるため、私も初球を狙っていました。甘い球が来たら思いっきり打ってやろうと打ち気満々でした。
ピッチャーが投げます。打ち気満々の私は思い切り踏み込みました。ピッチャーの投げた球は内角高めです。思い切り踏み込んだ私には顔面に向かってくるように思えました。しかし、所詮中学生の投げる軟式ボール。ちょっと首をひねって避けました・・・。
いや、避けたと思っただけでした。全力で踏み込んだため体が止まっていませんでした。
避けながら止めようとしていたバットにボールが当たったのです。

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ひどい先生もいたもんだ

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先日、教師の言葉の暴力により障害になってしまったというニュースを見ました。
ストレスで目が見えなくなるとか耳が聞こえなくなる等の症状が出たそうで、本当にひどい話です。
言うに事欠いて口の開け方の指導に力を入れていたなどと言っていたらしく、お前がまず人としての在り方を指導してもらってこいという感じです。
しかし、昔からひどい先生はいたもので、私の中学の頃もひどい先生がいました。
その先生は非常勤の先生でしたが、なぜか私のことを嫌っており、授業中でも名指しこそしませんが、誰にでも私のことだと分かるように「生意気な生徒がいる」などと事あるごとに言っていました。
そのうちどんどん酷くなり、下級生の授業中にも私のことを言うようになったそうです。近所の女の子が言うにはイニシャルトークだったそうですが、私のことを知っていれば誰のことを言っているか分かったそうです。ひとづてに話を聞いた母が、「学校で何か悪いことでもしたのか?先生とはうまく付き合うようにしなさい。」などと突然言ってきて驚いたことがありました。
下級生に私と面識のある人の方が少ないというのに、その先生が何を求めていたのか今でも分かりませんが酷い話です。他の先生とは別に悪い関係ではなく、そんなのはその先生だけだったので、特別私が悪いとも思えません。授業中に寝ることはありましたが、授業を妨害したことはなく、成績も決して悪くはありませんでした。
幸い、私は当時から教師にもいい人と悪い人がいることを認識していましたし、いちいちそんなのは気にしない方であるので、悪い先生に当たってしまったなあという程度で普通に過ごしていましたが、生真面目なタイプだったら真剣に悩んでしまっていたかも知れません。
まあなんにせよ、いわゆる聖職と言われる教師であろうと、結局はただの人間なわけで、こいつ頭おかしいんじゃないのかって人はいますので、そんな人に当たってしまったら気にしないで適当にやり過ごすのが一番ですね。
本当に人の出会いは運です。こればかりはどうしようもありませんね。

ノーベル賞の価値

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先日、日本人がノーベル賞を取った話題を取り上げましたが、それに対してどうもイタリアの物理学会がノーベル賞を盗んだと言っているとか。正直、浅ましいとの印象しか受けません。
小林・益川理論の基礎となったのはカビボ氏の理論だがカビボ氏が対象から外されたためだということだそうで。イタリアの物理学会はともかく本人はどう言っているのでしょうか。報道を見る限り公式にコメントを出してはいないようですね。
私が思うには、本人は賞をもらうことにそれほど固執してはいないのではないでしょうか。ただ、周りが騒いでいるだけだと思っています。
物理学に造詣は深くないので詳しいことは分かりませんが、今回の理論、その世界では「カビボ・小林・益川理論」などとも呼ばれ、基礎理論がカビボ氏のものであることは周知の事実であるようです。科学者にとってはこれで十分なのではないでしょうか。
もちろん、高額な賞金もあることですし貰えるものなら賞を貰いたいというのはあるでしょうが、初めから賞が欲しくて研究をしている科学者など極めて少数なのではないでしょうか。研究することが好き、面白いなどが研究を続けられる理由だと思うのです。その結果がたまたま賞だったということだと思うのです。賞をとれなかったからと言ってカビボ氏の理論の価値が低くなるわけではないでしょう。
それなのに、「俺(今回は本人ではありませんが)に賞をよこせ。」のように実よりも名のようなことを言うのは科学者としてどうなのかなあと思ってしまいます。
しかしここで小林・益川両氏が「イタリア物理学会がやいのやいのうるさいのでノーベル賞を辞退します。別に賞のために研究をしているわけではありません。そんなに賞が欲しいのならイタリア物理学会に上げてください。」とか言ってくれたらすごくかっこいいですね。まあ、ないでしょうけども。
もしそうなったらイタリア物理学会はどういう態度を示すのでしょうかね。「とんでもないことになってしまった」となるのか、「ほらみろ。やっぱりカビボ氏こそが相応しい。賞をよこせ。」となるのか。後者だったら最悪ですね。

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ノーベル賞発表

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日本人がノーベル賞を取ったそうで、おめでとうございます。知り合いでもなんでもありませんが同じ日本人として喜ばしく思います。
村上春樹氏は残念でした。
とはいえ成した業績の価値は変わりません。すごい作家であることは疑いもないことでしょう。
などと書いておりますが、私、村上春樹氏の本はほとんど読んだことがありません。唯一読んだのは「ねじまき鳥クロニクル」ですが、この本の中のクミコの行動がややトラウマとして印象に残ってしまっておりどうしても他の本を読む気になれないのです。
ここ1年ほど本屋に行くと村上春樹コーナーなるものをよく見かけました。ですが、私の足はそのコーナーの前を完全に素通りしていたのです。
ノーベル賞にノミネートされるくらいだから読まねば、、などとは思いません。
賞を取った本だからといって興味をもつことはあんまりないですからね、、。今後も自分が面白そうと思った本だけ読んでいきます。いえ、村上氏の本が面白くなさそうというわけではないですよ。ただ、、トラウマが、、。
何はともあれ、ノーベル賞を取った2組の方々はおめでとうございます。

10/13追記 3組でしたね。南部名誉教授を忘れていました。すみません。

人が成し遂げなかったことをするには
妄想>想像>予測>観測>事実
という過程を経ると思っている私であります。
それぞれの間には計り知れない壁がありますが、起点となる妄想は大切なんだなあと改めて思った出来事でありました。

暑(くるし)い漢(オトコ)T先生登場

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相変わらず時間がない、、。つまりネタもないので再び昔話を。昔話にも限りがあるというのに早々に尽きてしまうじゃないか。。
ここで書いた後日談になります。
中学1年上期の半年の間、なし崩し的にクラス委員などさせられた私です。そして宣言通りに私は仕事をほとんどしませんでした。
クラス委員の仕事を副クラス委員のKさんが、副クラス委員の仕事を書記のHさんが行うという半年でありました。
誰もが私にクラス委員は向いていないとわかったであろうと私は信じて疑いませんでした。
ですが、中学2年に進級した初日に全くそう思っていない人がいることが発覚しました。
それがT先生です。
無事1年生を終え2年になった春。
入学時には大きかった制服も小さくなったような気がします。実際にはほとんど身長変わりませんでしたが。
始業式も終り、新しい教室で新しいクラスメートと馬鹿話などをしてホームルームの開始を待ちました。しばらくすると、新たな担任T先生が教室に姿を現しました。
T先生は形式通りの挨拶をしたあと、おもむろにこう言いました。

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ある読書感想文

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ここのところずっと忙しいですが、ようやく仕事以外のことをやる時間も出来てきました。そのかわり睡眠時間が減っています。あれ?結局働いてる時間は変わってないのか。。
そんなこんなでネタが無いので昔話などを。
9月になり新学期が始まった小学生は多いことでしょう。私が小学生の時も9月と言えば新学期の始まる月でありました。そして新学期最初のイベントというと、夏休みの宿題の提出であることは言うまでもありません。
小学6年生だった当時の私は今と変わらず読書は好きであったものの読書感想文を書くことは非常に苦手でした。そのため夏休みの宿題として課される読書感想文を書くときは非常に苦労していました。
興味もない推薦図書などというものを読み、思いもしなかった感想を書きつづるという苦行をなぜ強いられるのかと思っていました。
感想文の提出の日。出来の悪いのは重々承知でしたがランドセルから原稿用紙を取り出しました。隣の席の決して成績が良いとは言い難いH君も手提げ袋から原稿用紙を取り出しております。覗き見するつもりは無かったのですが、H君の読書感想文のタイトルが見えてしまいました。

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推薦という行為

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推薦には自薦と他薦とがありますが、いずれもその役に相応しい人を選ぶという行為であることは皆さんご存じの通りです。そして、人を知ることは数時間では無理であることもご存じでしょう。
にもかかわらず中学1年の入学式の日、私をクラス委員に推薦したI君は何を考えていたのか。私は全くそのような人間ではないのです。その日が初対面であり、5分程会話しただけのI君に私の何が分かるというのでしょうか。あれから20年近くたった今でも推薦された理由がまったくもってわかりません。
A先生もA先生です。
「とりあえず仮だからDracula君にやってもらって、1週間後に正式に選びなおしましょう。」などと言っていたのに、1週間後に「Dracula君が正式なクラス委員に反対の人は挙手してください。」などと言って手を挙げる人がいるはずないじゃありませんか。もう何かの罠としか思えません。「私は仕事をしませんよ。」とまで言ったのに、、。
まあ、、最大の被害者は何もしない私の代わりに全ての仕事をしていた副クラス委員のKさんですけど。今更ながらごめんなさいね。文句はI君とA先生にお願いします。

ある店のかき揚げ丼

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少し前の話。会社の研修で研修用のビルに行った時の昼休みのこと。
同僚A「このあたりに美味いかき揚げ丼を食べさせる店があるんだ。昼飯はそこに行ってみないか?」
断る理由はないので他の同僚も誘って4人で店へ向かった。なるほど、なかなかの繁盛ぶりで店の外まで列ができている。メニューは丼もの、そば、うどんが中心のようだ。
その店のシステムは、先に清算して番号札を受け取り、番号が呼ばれたらカウンターまで取りに行くというものであった。店外まで伸びている列の最後尾に同僚A、同僚B、私、同僚Cの順で並ぶ。
レジに到達するまでに私が自動ドアに挟まれるなどの波乱はあったが私たちの順番となった。4人全員が美味いと評判のかき揚げ丼を注文する。私の番号は28番であった。
空いていた席に座って雑談をしながら番号が読み上げられるのを待つ。同僚A、同僚Bが番号を読み上げられカウンターに向かう。かき揚げ丼を手に戻ってきた。確かに美味そうな感じだ。
(次は私だな。)などと思っていたところ
店員「13番のかた~」
あれ、、それは同僚Cの番号じゃないか。なぜか私の順番が飛ばされた。
同僚Cがかき揚げ丼を手に戻ってきた。
同僚C「いや~悪いね~先に頂くよ。」
私「まあ、すぐ呼ばれるだろうし気にするな。」
しばらくして
店員「28番のかた~。」
私「はいはい。」
カウンターに1つの丼が置かれる。
私「あの~28番ですけど~。」
店員「はいはい、それですよ~。」
私「はぁ、どれですか?」
店員「ほら、それですよ。」
私「え?これですか?」
店員「(丼と番号を確認しながら)かき揚げ丼でしょ?」
私「えぇ、、じゃあこれで、、」
かき揚げ丼を手に持ち席に戻る。
同僚A「あれ?」
同僚B「かき揚げ丼を注文したんじゃなかった?」
私「そうだよ、これかき揚げ丼。」
同僚C「いや、それ親子丼だから、、、。」
それ以来その店には行っていない。